ママ活は金銭の受け渡しが前提であるため、違法行為だと考える人もいます。ママ活に興味はあっても、捕まるのではと不安をいだき活動を始められない人もいるでしょう。ママ活は違法行為なのか、また、活動するうえで注意すべきことを解説します。
結論からいえば、ママ活そのものは違法行為ではありません。食事をしてお金の受け渡しをするだけでは、法律に触れる行為ではないためです。さらに、肉体関係をもった場合でも、逮捕されて刑務所に行くといったことはないといえます。しかし、少し行動を間違えるだけで違法になる可能性もあるため、注意点を押さえてからママ活をすることが大切です。
ママ活をする際に最も重要なポイントは、援助交際や買春などの違法行為にあたるのかということです。お小遣いを渡して「複数の相手」と肉体関係をもたない限り、援助交際や売春防止法違反には当たりません。売春防止法第2条でも、「不特定多数の相手方と性交すること」としており、1人の相手と肉体関係がありお小遣いを渡したり受け取ったりした場合であれば、援助交際とは判断されません。
ママ活はデートを中心とした活動であり、肉体関係があったとしてもデートをしていたなかでの延長線上であるため、基本的にママ活をしていて肉体関係をもっても援助交際だと捉えられるケースは稀です。
ただし、デートをせずにすぐにホテルへ行って肉体関係をもち、お小遣いを受け渡してすぐに別れるなど、「肉体関係に対してお小遣いの受け渡しが行われた」と判断される場合や、複数の異性と同じ関係をもっている場合は、売春であると判断されてしまうため注意が必要です。
不倫は、法律上犯罪行為とされているものではないため、逮捕されることはないでしょう。ただし、旦那さんにバレた場合など、ママ活男子に対して慰謝料を請求される、離婚となり女性側に慰謝料を請求するといった可能性があるため注意が必要です。
慰謝料の相場は、離婚した場合で200万円前後、別居に至った場合は100万円程度、別居や離婚はしなかった場合には50万円程度の支払いが命じられることが一般的です。ママ活男子は、最低でも50万円程度の慰謝料を請求される可能性があるため、慎重に行動する必要があります。
高校生がママ活をしようとして補導された実例があるように、未成年のママ活は補導されるため注意しましょう。女性側は、相手の男性の年齢をしっかり確認し、20歳以上の相手とだけママ活をする必要があります。自分で年齢確認を行うことが難しい場合には、ママ活アプリなど未成年が利用できないサービスを通してママ活男子を探すことが重要です。
肉体関係をもたずに単純にデートをするだけのママ活をしているのであれば、違法行為ではなく逮捕されることもありません。そのため、安全にママ活をするためには肉体関係をもたないこと、未成年でないことが重要です。
ただし、女性が既婚者の場合は、肉体関係をもたなかったとしても多少のスキンシップなどで勘違いをされる可能性があります。相手が「傷ついた」として訴えた場合は慰謝料を請求されるため注意しましょう。